あどけない君のしぐさ 

51KMHA0EW3L あどけない君のしぐさ 井上陽水 1972年

1970年代、「ワタシ作る人、ボク食べる人」ってセリフで
世の女性の反感を買ったCMがありました。
その数年前、この曲はセンチメンタルというアルバムの2曲目に収録されました。

♪~洗濯は君で、見守るのは僕~♪

この曲を聴いて、ほのぼのした日常と、ささやかな幸せが垣間見れたのは
私がこの曲と一緒に70年代を生きてきたからなのでしょうか。
そして少しだけもの悲しく聞こえるのは、そんな時間だって決して不変ではなく
危うさの中の、束の間の瞬間なのだと陽水が曲に込めているからなのだと思います、まるでシャボン玉のようにもろく儚げだと。

3分にも満たないこの曲の中で、幸せと、儚さとを同時に感じさせる、
なんと意味深い曲なのだろうか。

 

 

 

インディアン水車

Chitose River

久々の帰省です。子供の時は特に感動もなく眺めていた光景でしたが、
久しぶりに見るインディアン水車には感動しました。
この捕獲方法はもう此処だけしかないそうです。
子供の時聞いた話ではアラスカにも1基あったと聞いた記憶がありますが、
どうなったのでそしょうか? 子供時分の記憶違いかも。
千歳川は相変らず透明度が高くきれいな川でした、
子供の時は良く水遊び、釣りをしました。
山女魚、ウグイ、ドジョウ、かじか、八目うなぎ、からす貝などよく捕りました。
今では、川の護岸が整備され、川の中には逆に入りにくくなった感じがします。
今の地域の人たちどう感じているのか知りませんが、40年ほど昔は川は遊び場の一部だったので私には少しさびしいと感じる部分もあります。
そんな川ですが冬には、白鳥や鴨なども飛来してきます、実家の近所に誇れる自然があり、そこで少年時代を過ごせたことを幸せに思います。

久しぶりに うるっとした。こころ洗われるCMは、タイから届きました。

tube ふと目に留まったyoutubeです。
3分間に凝縮されたドラマがここにあります。
残念なことに日本のCMではありません、同じ様なメンタルを持つ仏教国(タイ)のCMです。
その昔日本の町の中にもあっただろうドラマの冒頭シーン、
今なら、即警察に突き出されて終わりですね。よその家庭事情などより、その行為だけをとがめる、なぜその行為に及んだかは全く知ろうとせず、関わり合いを嫌うが現代の日本人なのでしょうね。 子供の行為の裏側に見え隠れする事情を読みとれることをしない大人と称する親たちがなんと多いことか。

あくまでCMですが、3分間に凝縮された大河ドラマを観ているようで
図らずも、ウルっとしてしまいました。
こころが洗われる思いです。
アイドル全盛のCM業界ですが、こんな意味あるCMを日本でも沢山作ってほしいものです。
電通、博報堂さん、どうでしょうか?

youtubeは Prajak Arunthong さんのUPから

「風立ちぬ」を観て思う

kazetachinu  アニメ映画「風立ちぬ」
本日は9月1日で映画の日。
どうしようか迷っていたこのアニメを観てきました。

一般的に商業活動において「良い商品」とは何かと問えば、「売れる商品」と答えが返ってきます。
そこには、「物の良し悪し」だけではなく、結果として売れたものが良い商品であると聞こえてきます。
ジブリのこの映画、六週間トップの動員数です、ここまでの売り上げも今夏最高ということで客観的には良い映画と位置づけてよいのだとおもいます。
ただし、数字上のあくまで客観的な位置づけです。

物の価値観は、それを評価する物差しによるところが大きいです、そしてその物差しは、人それぞれで、その評価は主観のたまものです。
ここから先は、私の物差し上の主観です。
(多分に意見の相違はあると思いますし、それでよいと思います)

●この映画がゼロ戦を意識させる堀越氏の話と位置づけるなら、もっとゼロ戦の出番があっても良いのではないか? ゼロ戦の出番はラストのほうの数十秒だけです。ゼロ戦に意味を持たせないなら堀越氏ではなく、例えば桶職人の話でも良かったと思う、(桶と風なら話も膨らむ)
●この映画がエンジニアの苦悩を描いたものなら、その苦悩をもっと掘り下げて、もって行き場のない怒りのようなもが心の底から湧き上がっくる、そんな
人間臭い描写があっても良いのではないか?
●この映画が「愛」を描いているのなら、菜穂子の生と死、二郎に対する想い
生に対する葛藤がもっと深く描かれてもよいのではないか?

「二郎」、「菜穂子」、「愛と死」、「エンジニアの苦悩」どれをっとっても、中途半端で、うわべ上の事柄が淡々と進行していくだけの
内容の無い映画になってしまったように私には思えました。

では、なぜ??????

宮崎駿 裸の王様化!

「千と千尋の神隠し」で米アカデミー賞を取ってしまった駿監督。
どんなに偉くなろうとも、年齢とともに
才能は枯渇するものだし鈍化もする、世の価値観は日々変化するもの。
時代の変化を敏感にとらえる感覚は、これも衰えもするだろう。
大切なのはジブリ王国に君臨する駿監督に、その衰えや、トータルな
クオリティの評価を進言できるスタッフが果たしているのかどうか?
そして、それができない絶対君主王国なら前途も多難だと思う。
※鈴木Pは、あくまで「売れる商品」を考える人、あくまで会社側の利益に
則って考える立場の人だから無理だろう。
(私の独断と偏見と主観として)

この映画の中で黒川夫人が、家から出て行った菜穂子のことを「綺麗なところだけ見せておきたかったんだね・・・・」
と言わせた菜穂子の健気さだけが、心に残りました。
あと二郎の妹のおかっぱが、とても懐かしく思えました
(昭和30年代頃までは女の子はみんなあんな感じでした)

追記 9月2日
なんと、昨日夜のニュースで駿監督が引退すると聞きました。
なんというめぐり合わせなんだろう~
駿監督の首に鈴をつけたのは誰だろう?
自分一人で決めたってことだって考えらるけど、それができる人は、
稀だろうと思う。事実はどうなんだろう~~~

お疲れ様でした、宮崎駿様  でも、短編は作るってことだよね!?

私も、映画を観た直後の感想で、気が立っていて冷静な文章をとは言えない内容だったことを少し恥ずかしく思います、でも間違いなく私の心の中の感情の
一部がそうさせたのだと思っています。

美しい言葉

asahi_s 朝日の中で微笑んで Hi-Fi Set
この曲はもちろんユーミンの作品ですが、山本潤子さん(Hi-Fi Set)の歌う
このバージョンがとても素晴らしいです。
この曲の詩が抒情的で、あまりユーミンらしくはないのですが言葉の美しさが
特に印象的で大好きな曲の一つです。

今ではあまり使われることの少ない美しい表現を宿した言葉。

薔薇の色さえ うつろわす  ※色を変える
うたかたでも        ※はかなく消えやすいもの
身をやつすの        ※夢中になること
決まるさだめが       ※運命・宿命

ユーミンは意識してこれらの言葉を使ったのだろうと思います。
日本語の綺麗な表現であるこれらの言葉からインスピレーションが与えられて
生まれた曲ではないかと勝手に妄想してしまいました。

♪~薔薇の色さえ うつろわす

     時の流れが とてもこわい~♪

♪~カード一枚ひくように
      決まるさだめが とてもこわい~♪

この感覚を素直に詩に託すことのできるユーミンがすごい!と感じる曲でした。

潤子さんの声は心にしみる、何を聞いても切なくなるね~~~