あどけない君のしぐさ 

51KMHA0EW3L あどけない君のしぐさ 井上陽水 1972年

1970年代、「ワタシ作る人、ボク食べる人」ってセリフで
世の女性の反感を買ったCMがありました。
その数年前、この曲はセンチメンタルというアルバムの2曲目に収録されました。

♪~洗濯は君で、見守るのは僕~♪

この曲を聴いて、ほのぼのした日常と、ささやかな幸せが垣間見れたのは
私がこの曲と一緒に70年代を生きてきたからなのでしょうか。
そして少しだけもの悲しく聞こえるのは、そんな時間だって決して不変ではなく
危うさの中の、束の間の瞬間なのだと陽水が曲に込めているからなのだと思います、まるでシャボン玉のようにもろく儚げだと。

3分にも満たないこの曲の中で、幸せと、儚さとを同時に感じさせる、
なんと意味深い曲なのだろうか。

 

 

 

美しい言葉

asahi_s 朝日の中で微笑んで Hi-Fi Set
この曲はもちろんユーミンの作品ですが、山本潤子さん(Hi-Fi Set)の歌う
このバージョンがとても素晴らしいです。
この曲の詩が抒情的で、あまりユーミンらしくはないのですが言葉の美しさが
特に印象的で大好きな曲の一つです。

今ではあまり使われることの少ない美しい表現を宿した言葉。

薔薇の色さえ うつろわす  ※色を変える
うたかたでも        ※はかなく消えやすいもの
身をやつすの        ※夢中になること
決まるさだめが       ※運命・宿命

ユーミンは意識してこれらの言葉を使ったのだろうと思います。
日本語の綺麗な表現であるこれらの言葉からインスピレーションが与えられて
生まれた曲ではないかと勝手に妄想してしまいました。

♪~薔薇の色さえ うつろわす

     時の流れが とてもこわい~♪

♪~カード一枚ひくように
      決まるさだめが とてもこわい~♪

この感覚を素直に詩に託すことのできるユーミンがすごい!と感じる曲でした。

潤子さんの声は心にしみる、何を聞いても切なくなるね~~~

 

 

あなたの 生きがい ってなんですか?

ikigai   生きがい 由紀さおり 1970年

昨日(7月20日)ジブリ映画「風立ちぬ」が公開されました。
そのユーザー・レビューでは賛否が分かれたようです。
期待が大きいから、見る人の賛否も分かれるのでしょうね。
観たい! 劇場で。
確かめたい、自分の目で。
主人公の生きがいを。

この曲はもう40年も前の曲です、明るい曲調で始まり、幸せな新婚生活なのかと思いきや、別れた男性との思い出の回想(妄想?)を唄った曲でした。
今でも思い続ける男性への愛情、その思いだけで生きているという女心。
平成では見かけない女性像かな?

古臭い価値観と言われようが、時代に流されずにずっと持っていたいものだってあるはずだ、新しいものが古いものを凌駕するとは限らないのだから、
それが生きがいなら、もう誰にも止められない。

70年代の 「気になる女の子たち」

The Messengers_R  気になる女の子 The Messengers 1972年

この曲は今でも新鮮な印象で聞ける数少ない曲だと思います、
シンプルでイントロ部分も、歌いだし部分も個性的で、
グルーブ感は申し分なしです。
CMなどに使われていたので聞き覚えがある方も多いと思います。
訳詩を探したのですが残念ながら見つからず、どなたかよい日本語訳を知っていたら教えてください。

※70年代のアイドルの写真で映像をつくってみました、
あの人がいないのはおかしい、など感想があればコメントください。
次回の参考にします。

youtubeは tubebear7 さんのUPから

 

憎しみ,愛しさ 違いはない と私も思う

fuyumi 群青 阿部芙蓉美 2007年
群青色というと、アンディ・ウォーホルを思い出す
「あか、みどぅり、あお、ぐんじょいろ、きれい!」
わからない人にはわからない(笑)

この曲はもっと評価されてもいいと思う1曲です。
今の若者たちの想いと、我ら中年との想いが確かにオーバーラップすることを感ずることができる曲だと思う。(私だけか?)
もっと簡単に言えば「普遍の想い」とでも言えば良いのか。
時代や文化、年齢に左右されない「想い」がそこにあるのだとおもう。

適度なアコースティック感と、心地いいパーカッション、沁みる唄声。
芙蓉美さん、私は感動した!

♪~~憎しみ、愛しさ 違いはない
  この胸がつぶれて溢れたものだから~~♪

youtubeは tubebear7 さんのUPから